にじいろ梅にっき

たかぎなおこさんのコミックエッセイをこよなく愛するゲイが読んだ本の感想とかをだらだら書いてるブログです。

書評:愛しのローカルごはん旅  和歌山で発揮したノンケ性

愛しのローカルごはん旅

こんにちは、梅です。しばらく間が開いてしまいましたが、今回は3冊目。

たかぎさんといえばひとり、というイメージもありますが、この本はたかぎさんが誰かと一緒に旅行してローカルごはんを食べ歩く、という新手のコンセプトをもったものです。

この本に登場する中で、私が実際に現地を訪れて食べたことのあるものは半分弱くらいでしょうか。その中でも、和歌山が個人的に思い入れが深いです。

大学生のとき、とあるプログラムで和歌山県の南部を訪れる機会がありました。3泊4日のプログラムを終えて、仲良くなったみんなで大学のほうに帰ろうというとき、特急オーシャンビューで帰る組と鈍行組に自然と分かれました。

御存知の通り、特急というのは4人で向かい合って座ることができるようになっています。

少し学術的かつオタク的な内容のプログラムだったこともあってか(というと偏見がまじっているかもしれませんが、)プログラムに参加していた女子はほぼほぼ女性性を感じさせない人が多かったのですが、その中に少しかわいい女の子が1人いました。

私は妙に「この子と仲良くなりたい」と思い、和歌山駅で途中下車して和歌山ラーメンを食べないか、と頑張って誘ってみたのですが、警戒されたのかおもいっきり難色を示されてしまいました。ゲイなんだから心配しなくていいのに。カムアウトはしてなかったけど。

そんなわけで、1人途中下車して食べた和歌山ラーメンは、豚骨がもーったりとしてまあおいしかったんですけど、ゲイなのに女の子に振られるっていうよくわからない経験の直後の味で、どこかほろ苦い部分もあったような気がします。

東京の下町の味、とか、お隣の埼玉のグルメとか、せっかく東京にきたのにまだまだ食べられていないので、折にふれて味わっていけたらいいな。

それではまた。

 

愛しのローカルごはん旅

愛しのローカルごはん旅