にじいろ梅にっき

たかぎなおこさんのコミックエッセイをこよなく愛するゲイが読んだ本の感想とかをだらだら書いてるブログです。

書評:ローカル線で温泉ひとりたび 綺麗なとこで育ったね。

ローカル線で温泉ひとりたび (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

こんにちは、梅です。

たかぎなおこさんの書評二冊目、ローカル線で温泉ひとりたび。 二冊目にこれを選んだ理由はとくになく、ただ部屋を見渡したときに目に入ったからです。タイトルを読めばすぐに分かる通り、たかぎさんが1人でローカル線に乗って温泉をめぐる本です。 私自身、「ローカル線」も「温泉」も「ひとりたび」もぜんぶ好き。ものすごく好き、というわけではないですが、これらの単語を聞くとちょっと胸がときめく程度には愛おしい語群です。

この本の中では全部で8か所の温泉が登場しますが、個人的に思い入れが深いのは松山の道後温泉です。この本を読んだ後、友人を連れてたかぎさんの行程をなぞる旅を実践しました。

道後温泉本館の建物はやっぱりいい雰囲気でした。が、私はここでロッカーに定期入れを忘れるというトラブルがあり、それに対するスタッフの方の対応が不親切だったこともあって、ちょっと残念な印象です。

もちろん内子にも行きました。街自体にはまあ古めかしくっていい感じ、というあっさりした感想しかないのですが、ここのりんすけというお店の鯛めしは圧倒的においしかった。ここのためだけに内子に行く価値あり、といってもいいくらい、というと言いすぎかもしれませんが、ぜひ食べてください。

この本のほかのスポットは、下呂温泉や恐竜博物館に行ったことがある程度でまだあまり行けていないので、修善寺とかわたらせ渓谷とか、東京から行きやすいところから攻めて行きたいな、とたくらんでおります。

私、森高千里も好きだし渡良瀬橋も好きなんですよね。世代としては被ってはいないですが、いいものは時代をこえていいものです。渡良瀬川の川原に降りてずっと流れを見ていたいなあ。

というわけで、全国の温泉とローカル線をたかぎさん目線で堪能できる一冊です。